コロナ禍という事もあって、キャンプをはじめとしたアウトドアがブームですね!
しかし、テントやタープを張っていてこんなことはありませんか?
どうやってロープを結べばいいんだ?
彼女にかっこいい所を見せたいけどな〜
せっかく買ったカッコいいテントやタープをから結びでロープを結ぶのはもったいないですよね?
そんな、悩めるキャンパーさんに向けて、ボーイスカウトの指導者経験もある私(だー)が数回に分けてロープワークを伝授したいと思います。
今回は、基本のロープとロープを結ぶ方法をお伝えします。
本結び(スクウェア・ノット)
本結びは覚えてしまえば、とても簡単で基本的な結び方です。
三角巾を使った応急手当てを学んだことがある方は、聞き覚えがある人もいるかもしれません。
なぜかと言うと、本結びは結びやすくて解きやすい特徴があるからです。
まずは、本結びの結び方をお伝えします↓↓
①
まず、2本のロープを×印に交差させます。写真では分かりやすく違う色のロープを使います。
黄緑色のロープが上にあることを覚えていてください。
②
交差しているロープの上にあるロープ(写真では黄緑のロープ)を下にあるロープ(写真ではオレンジのロープ)にクルッと回します。
③
次に、黄緑のロープをオレンジのロープの上に持っていきます。
④
上にきている黄緑のロープをもう一つのロープに写真のようにまわします。
⑤
あとは、両方のロープの端を引っ張ります。
⑥
本結びの完成です!
次に簡単な解き方をお伝えします。これができるとスマートでカッコいいですよ!
①
まず、片方の繋がっているロープを写真のように引っ張ります。
反対側(写真ではオレンジの方)を同じ通りに引っ張っても大丈夫です。
②
片手でオレンジのロープの方をおさえて、直線になったロープを写真の通りに引っ張ります。
③
簡単にロープが解けました!
こんなに簡単に解けることができるので、三角巾を使った応急手当てにも活用されるようです。
一重継ぎ(シート・ベント)
次は一重継ぎです。「ひとえつぎ」と読みます。
この一重継ぎもロープとロープを繋げる結び方ですが、太さが違うロープを結ぶときによく使われます。
①
まず片方のロープ(写真では黄緑のロープ)を曲げて、もう片方のロープを下から上へ通します。
※写真では同じ太さのロープを使っていますが、太さが違うロープの場合は、黄緑のロープが太いロープになります。
②
オレンジのロープの方を、黄緑のロープ(太いロープ)の下へくぐらせます。
その際に、写真の丸になっているところが余裕を持たせるようにします。
③
下に潜らせたロープを、余裕持たせた場所に通します。
④
最後に通したロープ(細いロープ)を引っ張ります。
⑤
一重継ぎの完成です!
③の動作を2回続けると、二重継ぎと言う結び方になります。
二重継ぎは↓のような結びです。
二重継ぎは一重継ぎに比べると強く結ぶことができます。
ロープが濡れている時に一重継ぎではなく二重継ぎを使うことが多いです。
テグス結び(フィッシャーマンズ・ノット)
次はテグス結びです。
「テグス」って聞いたことあるぞ!?
と思われた方もいるかと思います。
そう思った人はきっと釣りが好きな人かと思います。
「テグス」は」釣り用語で「釣り糸」のことですね。
このテグス結びは釣り糸の「テグス」から由来されています。
※実際に釣り糸で使うときは二重テグス結びを私は使います。
釣り糸を触ったことがる人は、釣り糸をイメージしてください。
釣り糸は、ツルツルしていて滑りやすいですよね。
テグス結びは、そんなツルツル滑りやすい糸やロープを結ぶときに使用されます。
結び方を解説いたします!
①
ロープを平行に並べて、片方のロープをもう片方のロープの下に潜らせます。
②
下に潜らせたロープを次は写真のように二つのロープの上へ持っていきます。
③
上に持っていったロープを写真のように輪っかに通します。
④
写真のように引っ張ってしめます。
⑤
④で引っ張っていないもう片方のロープを写真の通りに動かします。
要領は初めに結んんだロープ(オレンジのロープ)と同じです。
⑥
先ほど動かしたロープを輪っかに通します。
⑦
輪っかに通したロープを引っ張ってしめます。
⑧
右側と左側が同じようになったと思いますので、両端を引っ張ります。
⑨
テグス結びの完成です!
まとめ
どうだったでしょうか?
本結び・一重継ぎ・テグス結びは比較的簡単な結び方です。
今回はロープとロープの結び方でしたが、他には、ロープの端に輪っかを作る結び方や、ロープを棒に結ぶやり方などを紹介していければと思います!
覚えたロープワークは実際に使ってみて、ロープワークをマスターしてみましょう!
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